貧乏人である私の唯一の趣味「爪アート」を紹介させてほしい

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爪アートとは?

人体という名の真っ白なキャンパスに…

自分を貧困に追いやった現代社会への恨みを込めてグッと爪を押し付けると…

爪なので当然弓状の跡ができる。(恨みが強いほど濃いのができる)

この跡を使って…

絵を描くのが「爪アート」なのだ。

「つめあと」で描くから「爪アート」

江戸っ子も裸足で逃げ出す洒落っ気の効いたネーミングセンス。

存分にその余韻を味わってほしい。

一般的な「ネイルアート」を想像していた方も、長〜い人生のうちのたった数分をドブに捨てたと思って最後まで付き合ってほしい。

ネイルアートにも負けない「爪アート」の世界の奥深さに、あなたもドップリとアゴまで浸かることになるだろう。

爪アート入門

基本テクニックその1 丸

果てしなき爪アートマスターへの道のり。

その第一歩は爪を使って綺麗な円を描けるようになることから始まる。

上下左右から4回爪を押し当てることによって円を描くことができる。

日頃の弛まぬ鍛錬が重要。(皮膚のコンディションによっては半日消えないことも)

注意


「なにかのフタ」などを使用して人工的な円を描くことは絶対に許されない。

爪アート界では最悪の罪であり、見つかり次第、関係者によって「爪死刑」に処される。

爪死刑とは?

「爪」と書かれた鈍器で頭を殴り死に至らしめる処刑方法。書かれていないこともある。

基本テクニックその2 楕円

上下に2回爪を押し当てればラグビーボール状の「楕円」を描くことができる。

丸を描く技術が身についていれば自然とこの技術も身についていることだろう。

基本テクニックその3 円と楕円の組み合わせ

賢明な読者であればすでに察していると思うが、円と楕円を組み合わせることで…

第3の目にはじまり…

ゲゲゲの鬼太郎のよく知らない敵まで描くことが可能。

このように

  • 爪そのものの形である「曲線」
  • 曲線を2つ重ねた「楕円」
  • 曲線を4つ重ねた「円」

この3つの基本と無限の想像力を駆使して様々な図形を作り出そうというのが「爪アート」の基本理念なのだ。

私の代表作「大地に力強く咲く名も無き花」の創作過程


まず円を描く。余談だが太ももは爪を食い込ませた時の痛みが他の部位に比べ段違いに強い。

しかし急がないと最初の方につけた爪跡が消えていってしまうため鬼の形相で彫り進める。

小筆(人差し指や小指などの小さい爪)を使って花びらを描き…

大筆(親指や中指の大きい爪)でダイナミックに茎と葉を描けば…

完成!30歳フリーター男性の太ももに一輪の花が咲き誇る。

すね毛はまるで風にそよぐ牧草と言った風情。

激痛に耐え完成させたこともありその達成感は筆舌に尽くし難い。

しばらくすると、まるで一日の終わりを知らせる夕日の如く、赤く滲み始める。

美しさは永遠ではない。永遠ではないからこそ美しいのだ。

「散る間際こそ最も美しい」

過去の芸術家が残した言葉に思いを馳せつつ渾身の作品への別れを惜しむ。

消えると思いきやミミズ腫れになって翌日まで鎮座していた。

こうなったら叩いてもこすっても消えないので注意してほしい。

その他の作品集

sunshine

おしゃれ生命線

ムカデ


おわり

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