「美味すぎる」という宇宙一シンプルな理由で毎日こればっかり食べている。油っけの少ない豚こま肉と、ごま油を吸ったナスが同時に口に入ってきたときのシナジーが半端じゃない。ナスはジェネリック脂身なのだ。
作るのが簡単なのに加えて材料も安い。一食300円くらいで作れる。
材料
- 豚小間 200g
- ナス 1本
- ごま油 死ぬほど
- しょうゆ 大さじ1.5
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 粉末鶏ガラだし 大さじ1
- ニンニク 2片
作り方
しょうゆ、さけ、みりん、ニンニクのすりおろしを混ぜてタレを作っておく。チューブにんにくを使う場合は、塩気が強くなってしまうためタレの配分を変えなければならないが、チューブにんにくを使うような怠惰な人間は仲間外れにされて当然なので、割愛(笑)
ごま油を吸ったナスの異常な美味さは、現代科学で解明できない次元に到達しているため、熱したフライパンにごま油を死ぬほど入れる。ごま油に「入れすぎ」という概念は存在しない。
旭化成とかが開発に携わったのかと思うほどの吸水性を見せるナス。熱したごま油を吸わせることで芯まで一気に火を通す。
ナスに7割がた火が通った段階で豚こま肉を投入し、火が通るまで炒める。この時点で豚こま肉が輝いている。「豚バラより安いから」という後ろ向きな理由で選ばれがちな豚小間肉が、筆者の「君だからいいんだ」という思いに呼応したのだ。
具材を端に寄せて、鍋肌にタレを注ぎ込む。こうすることでしょうゆの香ばしさが凄いことになる。料理は基本、凄いことにならなければならない。
すぐさま粉末鶏ガラだしを投入。筆者おススメのYOUKIのやつは一瓶400円と高価だが、これを一本持っておけば「味付けに失敗する」ということがなくなる。そういうタイプの保険に入ると思って奮発してほしい。
30秒ほど煮詰めながら全体に絡めて完成。
豚小間とナスを本来あるべきところ(ご飯の上)へ帰す。
中華と和食のいいところを引っ張り出したような美味さだが、ナスと肉を使った料理なので、ジャンルとしてはナスニック料理ということになる(人々を笑顔にしたいという崇高な精神)。
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