
ねぎとろほど老若男女に愛される食べ物がこの世にあるだろうか?
まあ真剣に考えれば全然あるわけだが、それでもねぎとろという極めてユーティリティな食材が持つ可能性は極めて大きく、人類はまだ、ねぎとろの持つ無限の可能性をほんの一部しか引き出せていないというのが筆者の個人的な見解である。
現在日本で広く知られているねぎとろの食べ方を列挙する。
- ねぎとろ丼
- ねぎとろ軍艦
- ねぎとろ巻き
以上。これらの料理に共通するのが「歩きながら食べることができない」という点だ。この欠点を解消する最も理想的な食べ方を三日三晩考えて導き出した結論が「アイスのようにコーンに乗せる」だ。
酢飯を作る

米2合に対し、酢50cc 砂糖20g 塩5g

砂糖が溶けにくい場合はレンチンすればいい。

サー

米酢がないので穀物酢で代用したが何の問題もない酢飯が完成。
鶏は皮目から焼くとか、大根の面取りだとか、料理の知識のうち7割はオカルトだと思っている。
コーンにシャリを詰める

ねぎとろとの食べ合わせを考えて、甘いシュガーコーンではなくシンプルなコーンを選択。

排水溝みたいで怖かった。

自分は今、本当にコーンにシャリを詰めているのかと、明晰夢を見ているような感覚になる。
ねぎとろを乗せる

「ニチィ」という快音とともにスクーパーでねぎとろをすくいあげる。
あっそっか!すいませんあなたみたいな素人がいきなりスクーパーと言われてもなんのことだかさっぱりですよね(笑)

これがスクーパー。スーパーのアイスコーナーを血眼で探せばコーンとともに必ず見つかる。

ドチャア

完成。見た目は度が過ぎたベリーベリーストロベリーといったところ。
実食

完成してから気付いたが大葉の位置が間違っている。コーンとねぎとろの間に挟むべきだったが、コーンにシャリを詰める段階で、コーンにシャリを詰める時にしか分泌されない変な脳内物質が分泌されていた為、正常な判断力を失っていた。


しょうゆを垂らしていざ実食!
結論 ねぎとろをアイス屋さんみたいな感じで提供する店はこの世に必要ない

奇跡的にシャリの甘みとコーンのサクサク感がマッチして生まれた意外なハーモニーをねぎとろが全て台無しにしている。
ねぎとろほどの逸材の潜在能力がここまで生かしきれないことが未だかつてあっただろうか。大谷翔平に卓球をさせているような罪悪感を覚える。
おまけ

個人的にねぎとろと同じくらい今後の活躍を期待している食材、納豆。




ニッッッッチャアアアアアアアアアア


構造上しかたないが、納豆の量がごはんに対して不快なレベルの多さで入ってくる。また、納豆が鼻につく。

嫌みったらしいという意味ではなく物理的に鼻につく。
味の組み合わせとしては、納豆、シャリ、コーン。全てが全ての足を引っ張りあって、結果として納豆の嫌な部分だけが鮮明に引き立つという最低のスリーマンセルになってしまった。こんなカカシ班は中忍試験どころか原付免許もままならないだってばよ。

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