華の20代をT字カミソリとともに謳歌した筆者が、1ヶ月前、意を決して電気シェーバーを購入した。
「パナソニック ラムダッシュ ES-ST2P」(広告はES-ST2Qという一世代新しいモデル)
7000円にも満たないラムダッシュのローエンドモデルなのだが使ってみて驚愕した。
ネットに書いてあった
「電気シェーバーは剃り残しがね…」
「ハリウッドスターはみんなT字で剃ってるよ」
「ヨーロッパでは電気シェーバーは貧困の象徴」
という言葉を鵜呑みにしてT字カミソリに固執し続けた10年間は一体何だったのかと、涙が剃りたてツルツルの頬を伝うのを感じながら後悔した。
ラムダッシュ ES-ST2Pが筆者に与えた衝撃
案外剃り上がりがT字カミソリと変わらない
いきなり汚い画像を2連発放り込むのだが、この記事で一番に伝えたいのがこの項なので我慢してみて欲しい。
アジア系の爆弾魔が…
老舗呉服屋の御曹司に
低画質の画像で誤魔化そうなんて卑劣な真似はせずに、正々堂々とフラッシュを焚いて撮影した甲斐あって毛穴までクッキリの撮れっぷり。
筆者のアゴが目も当てられないほど曲がっているのは一旦置いておいて、この剃り上がりに注目して欲しい。
見た目も手触りも、5枚刃のT字カミソリで剃っていた時とほとんど変わらない。
なぜ電気シェーバーは剃り味が悪いなどという愚かな意見が散見されるのか?
これはもう、「逆剃りを行なっていないから」の一言に尽きる。
逆剃りとは?
上から下に剃るという基本動作を行った後、毛の流れに逆らうようにして下から上に剃るという動作のこと。アライグマが食べ物を洗うがごとく、男なら誰に教わるでもなく自然に身につく。
この逆剃り、T字カミソリの使い手のみが使用可能なユニークスキルだという誤解をしていないだろうか?
電気シェーバーでも応用可能。ガンガン逆剃っていこう。
肌がヒリヒリしない
先ほどの剃り上がりの画像は、剃った直後に撮影したものなのだが、ほとんど肌が赤くなっていないという事実に気づいたシャーロックホームズ並みの洞察力を持つ読者は何人いただろうか。
肌が弱い筆者は、T字カミソリで剃っていた頃、痛すぎて途中で剃るのを断念するという、カミソリ負けどころかカミソリコールド負けを繰り返していたのだが、ラムダッシュが髭を剃るという行為を快楽に昇華してくれた。
髭を剃るという行為を面倒に感じなくなった
T字カミソリで髭を剃る際に必要を迫られる3つのアイテム
- 洗面台
- シェービングクリーム
- タオル
電気シェーバーはこの3つから筆者を解放してくれた。
手鏡さえあれば、ベッドの上でもトイレでも、羞恥心さえなければ通勤途中の電車でも髭を剃ることができる。
また、これらの道具の準備や、シェービングフォームを塗る手間が省けるため
髭剃りにかかる時間を5分ほど短縮することができた。
T字カミソリのバカ高い替刃からの解放
T字カミソリの替刃は高い。
最も安く買えるamazonですら8個で3000円。
筆者が中学生のとき、銀だこが8個入りで580円だと知った時の衝撃が霞むほど高い。
薬局で最も万引きされる商品がT字カミソリの替刃なんだとか。
2週間に一度交換したとして1年で約9000円かかる。
それに対し電気シェーバーの替刃は…
電気シェーバーの替刃交換時期は、外刃1年、内刃が2年なのだが、面倒なので1年おきに両方取り替えても5000円以下。
本体ごと買い替えてしまってもいいくらいだ。
これに加えシェービングフォーム代、水道ガス代も節約できるのでだいぶお得。
コスパの面で見ても電気シェーバーの圧勝なのだ。
電気シェーバー唯一の弱点、アゴ下の剃り残しに関して
電気シェーバーは肌への接地面が広いため、アゴ下から喉にかけてのカーブの部分がどうしても剃りづらく、剃り残しができてしまう。
丁寧に剃ったつもりがこの始末。
筆者は特にアゴが鋭い人種なので仕方がない。
クッキングパパみたいなアゴだったらなあ。
コメント
コメント一覧 (1件)
アゴ下の剃り残しに関して。
現在主流の幅の広い電気シェーバーは、凹凸のある部分にヘッドが入らず剃り残しができてしまいますよね。私も顎下の凸凹の剃り残しに悩んでおりました。幅広のヘッドで剃れる範囲を広くしている以上、剃り残しは避けられない宿命だとあきらめておりました。
しかし、これは間違いです。
アゴ下を剃り残すのは電気シェーバーのせいではなく、私の認知のせいだったのです。
結論、電気シェーバーは左右にスライドさせるべでした。アゴ下の凸凹にもスイスイ入ります。
電機シェーバーを前後にスライドさせるだけの時代は終わったのです。