インフルエンザでも出社しなければならない悲しき労働者たちに捧げる「インフル出社マニュアル」

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インフルエンザでも休むわけにはいかない

インフルエンザを理由に仕事を休んだ場合、その期間の給料は当然貰えない。

インフルエンザ患者に対する出勤停止命令は国によるものなので、会社に保障義務は発生しないからだ。

傷病手当金制度というものもあるが、4日休んでも1日分の給料しかでないという、ギリギリの収入で暮らしている低賃金労働者には慰め程度にしかならない制度なので当てにならない。

有給?フリーターにとってそれはオカルト。都市伝説の類でしかない。

生活のためにどうしても仕事を休めない人たちのため、インフルエンザに冒されながらも出社するために必要な知識、テクニック、メンタルコントロール術をまとめた

「インフル出社マニュアル」

を作成した。

病院に行くな

朝、目を覚ましたあなたを襲う全身の痛みとダルさ。

「あ、これ絶対インフルエンザだな」と思っても絶対に病院に行ってはいけない。

病院に行って、医者から正式にインフルエンザだと診断されてしまったが最後、あなたには「自分はインフルエンザに罹ってしまった」という自覚が生じてしまう。

この自覚が、あなたから会社に行く気力を奪い、自宅のベッドに磔にしてしまう。

「病は気から」とはよく言ったもので、「これはインフルエンザではない、ただのちょっとした風邪だ」と思い込むことで、仕事場に向かう気力を奮い立たせるのだ。

体温は絶対に測るな

「体調が悪い気がして体温を測り、体温計を通じて熱があることを目で確認してしまうとさらに具合が悪くなる。」

こう言った現象を経験したことはないだろうか。

体温を測らないことで、熱があることに気づかないまま普段のシフトをこなし、いつの間にか熱が下がっている。これが理想だ。

シュレディンガーの実験によれば、「観測していない現象は、起きていないのと同じ」だそうだ。

上記のことからも、絶対に熱を測ってはいけない。

病状を悪化させるだけだ。

職場ではマスクを外せ

インフルエンザが流行っている時期に、マスクをしたまま職場に着こうものなら、「私はインフルエンザですが無理して出勤致しました」と自ら喧伝しているも同じ。同僚から一斉にインフルエンザの疑いをかけられ、早退させられたのち出勤停止命令まで下されてしまう。

職場の人間には、絶対に体調不良を悟られてはならない。

ノーマスクで胸を張って職場の門をくぐろう。

「目に見える症状」を徹底的に抑え込め

頭痛や関節痛などの痛みに関しては、ロキソニンでどうにかなる。

問題は以下に挙げる「目に見える症状」だ。

同僚に体調不良を悟られないためのテクニックを紹介する。

青白い顔

  • ファンデーションを塗っていく。
  • 水筒に強い酒を入れて持ち歩き、数分おきに飲むことで顔を紅潮させる。

咳止め薬を飲んだ上で、のど飴を常時口の中に入れておく。

それでも咳が出そうな場合は、歯を食いしばった状態で咳をしよう。

「ギィッ!」という聞きなれない怪音に同僚が一斉に振り向くが、この場合、同僚はあなたを「咳をした人」ではなく「怪音を発した人」として処理してくれる。インフルエンザがバレることはない。

怪音を発した恥ずかしさによって顔が赤らみ、青白さも誤魔化せるというメリットもある。他の手段が思い当たらない限り、この方法をとるべきだろう。

また、小麦粉か何かを頭からかぶり、粉まみれで出社することで咳自体を正当化するという荒技もあるが、「粉まみれ」という理由で早退させられるリスクを孕んでいる為お勧めできない。

重傷を推して働いた人々の存在を知れ

人類の歴史上には、インフルエンザどころではない重傷を負いながらも自らの職務を遂行した先人たちが存在する。彼らの存在を知ることで、インフルエンザごときで弱っている自分を奮い立たせるのだ。

武蔵坊弁慶

主君を守るため、全身に矢を受けながら多数の敵勢を相手に孤軍奮闘した。

キュリー夫人


放射線被曝による様々な病気に冒されながら放射能の研究を続けた。

この他にも、胸を銃弾で貫かれながらも最後まで戦況を見守ったネルソン提督、危険なアクションシーンにスタントマンを使わず挑み、足首を骨折するも撮影を敢行したニコラスケイジなど、歴史を振り返ればこういったエピソードが多数存在する。

インフルエンザを押して職務を敢行せんとするあなたも、いずれ彼らと肩を並べるほどの英雄として語り継がれる日が来るだろう。


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