若ハゲで出家まで考えた私を救った薬「フィンペシア」と「ミノキシジル」

私が育毛を決心するまで

突然お見苦しい写真で申し訳ないが、私の1年前の頭頂部である。

皮肉にも悪魔の数字「6」が禍々しく頭頂部に出現している。

この頃の抜け毛の量は凄まじく、朝起きて枕を見るたびにカラスでも爆発したのか?と思うほどであった。

当時から薄毛の自覚はあったのだが、気にするほどでもないだろうと思い込んでいた私に向けて友人が放った「ハゲてるくせにハゲてないかのような振る舞いをするな」という痛烈な一言で育毛を決心するに至った。

しかし、当時育毛の知識が全くなかった私がしたことといえば、食事にワカメを取り入れることや、育毛スプレーを髪がヒタヒタになるまで噴射することくらいであった。今思えば、このような行為は民間療法にすぎず、呪術で病気を治そうとするアフリカ原住民と似たようなものであった。

ちなみに、育毛中の人間に対して「坊主にしたらいいじゃん」などという提案を気軽にしてはいけない。私たちの目的はあくまで「ハゲる前の生活」を取り戻すことなのだ。そのような行為は、借金を返そうと頑張っている人に対して自己破産を提案するようなものだということを肝に命じて欲しい。

フィンペシア&ミノキシジルとの出会い

愚かな育毛方法を1年ほど続けるも全く効果が出ず焦った私は、2ちゃんねるの「ハゲ判定スレ」に出会うこととなる。このスレッドは、ハゲ同士が頭頂部を見せ合って傷を舐め合うという地獄の様相を呈していたのだが、「こんなとこ見てないでフィンペシアとミノキシジル飲め」という地獄に差し込む一筋の光明のような書き込みによって、この薬の存在を知ることになる。

オオサカ堂という薬専門の通販サイトで早速購入してみたが、3ヶ月分で約5000円という価格の安さに驚いた。病院に行って処方されれば同じ量でも2万はかかると聞いていたからだ。インターネットで薬の知識が簡単に手に入るこの時代、「ジェネリック医薬品を個人輸入して薬を安く手に入れる」という手段は是非知っておくべきだと思う。

開封した時、日本の風邪薬のようなポップなデザインとはかけ離れているパッケージの「ガチ感」に怯んだ。

この二つの薬、簡単に説明すると「抜け毛を抑える薬」と「血管を拡張する薬」なのだが、この2つを同時に摂取することで、「抜け毛を抑える成分を血管を拡張することで効率的に頭頂部に届ける」という画面右上に「excellent!」と表示されてもおかしくない華麗なコンボを決めることができるのだ。

事前のリサーチによってこの薬に関して注意するべき点は3つだと知った。

・飲むのをやめるとハゲる

・全身の体毛が濃くなる

・性欲減退

後者の性欲減退に関しては、「モテたくて毛を生やしたのに性欲がなくなってわけがわからない」という謎の精神状態になってしまうことを危惧したが、薬ごときで抑えられる性欲ではないという自信が迷いを払拭してくれた。

飲みだしてから

この薬を一日1錠ずつ、計2錠飲みだしてから1ヶ月目に私を襲ったのが「初期脱毛」という症状だ。毛根の育毛サイクルを正常に戻すプロセスとして避けられない症状なのだが、「薬を飲むほどハゲで悩んでいる人からさらに毛を奪う」というあまりの仕打ちに出家も考えたが、高く飛ぶためには一度低く屈まなくてはいけないことを知っていた私は怯むことなく使用を続けた。

副作用に関しては、先ほど挙げた3つのうち「体毛が濃くなる」という点は実際に感じたが、それ以外の2つは特に感じなかった。

 

そして1年後

Before                                                  After

全角英数字の「6」が、半角英数字の「6」程度に。

画像ではあまり変化がないように見えるが、私自身かなりの増毛を実感しており、周りからも増毛を指摘されることが増えた。髪の毛というのは些細な変化で印象が大きく変わるのだろう。また、抜け毛による精神的負担が減ったことも大きなメリットだと感じる。風が吹けば飛ぶような有様だったのが、今では「頭蓋骨から生えているのでは?」と思うほどしっかりと生えてくれている。

ハゲていた当時は

「おしゃれしても意味無いか、ハゲてるし」

「旅行行きたいけど、俺ハゲてるしそんな権利ないよな」

「この料理美味しい!あ、でも俺ハゲてるんだった」

という具合に何をやっても憂鬱なセピア色の生活を送っていたのが嘘のように前向きになれた。

効果が出始めるまでにかかる期間は人によって1〜3年と差が出るとのことだったが、私の場合、半年目から発毛を実感することができた。神様は1人に1つは何かしらの才能を与えてくれるというが、私は育毛の才能を与えられたのかも知れない。

ハゲで悩む人に伝えたいこと

とにかく「フィンペシア」と「ミノキシジル」を飲むこと、この一点のみを強く進める。

世界保健機構も公式に認めるほど効果は絶大であり、私はタバコをやめることも食生活を変えることも睡眠時間を変えることもしておらず、この薬を飲み続けただけで髪の毛が増えたのだ。「フィンペシア」と「ミノキシジル」との出会いを通じて、

・育毛薬は塗るものではなく飲むもの。

・ハゲは外側ではなく内側から治すもの。

だということを強く実感した。

高価な育毛スプレーだの育毛シャンプーだのは情報弱者を狙った詐欺行為だと認識していい。

この世には毛を生やす薬が存在する。

それが「フィンペシア」と「ミノキシジル」だ。

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

雑記ブログです。食べもののことを中心にいろんなことを書いています。

コメント

コメントする

目次