筆者が2ちゃんねるのコテハンだった時の話

コテハンになったきっかけ

人は誰しも人に言えない恥ずかしい過去、いわゆる黒歴史を持っている。

生まれてから現在までオール黒歴史といっても過言ではない筆者にも特に恥ずかしい過去が。

2ちゃんねるでコテハンをしていたのだ。

今はどうか知らないが、2005年ごろの2ちゃんねるでは、固定ハンドルネームを名乗る行為は蛇蝎のごとく嫌われる行為であった。匿名掲示板で自己顕示欲を満たそうとするような奴にろくな奴はいないからだ。

2005年、当時高校生だった筆者は、2ちゃんねるのニュー速VIP板にあるスレを立てる。

当時のVIPでは「うわぁ…べんぞうさんの中…すごくあたたかいナリ」というスレの改変が流行っており、その流行に乗っかったものなのだが、

これがなかなか評判を呼び

「もみあげチャ〜シュ〜」など当時大手のまとめサイト複数に取り上げられたのだ。

これは今でいうところの「バズった」状態である。

当時twitterなどは存在せず、SNSと言えば「前略プロフィール」くらいのものであった。

帰宅部で友達も皆無、学校と家を淡々と往復するだけの日々を送っていた根暗少年が人生で初めて得た賞賛に心の底から喜べたかというと、そうではなかった。

同級生が部活に勤しみ、彼女を作りと青春を謳歌している中、俺は真っ暗な自室で一人、一体何をやっているんだと自己嫌悪に陥ったのか?

そうではない。

名無しでスレを立てたことを深く後悔していたのだ。

せっかく面白いスレを立てたのに、このスレを自分が立てたものだと証明できる手段がない。

今度はハンドルネームをつけてスレを立てるぞと心に誓い糞スレを立てては1レスもつかずという鳴かず飛ばずの状態が続くこと1年。ついに…

コピー用紙に描いた落書きをガラケーのカメラで撮影したものを乗っけたところ…

スレがぐんぐん伸びていき…

アイディアを発表し合う流れに。

これは気持ちよかった。更新ボタンを押すたびに増えていく書き込みに、高揚感を感じたのを覚えている。

「自分の行動が、顔も知らないどこかのだれかに影響を与えた」

ということが嬉しかった。

そして一ヶ月後

このスレの反響は大きかった。

VIPに限らず他の板にまで派生スレが乱立し…

AAまで作られ…

最終的にはニュー速VIPの歴史の1ページとして刻まれることに。

ちなみに元ネタはEMINEMの「ASS LIKE THAT」という曲の歌詞の一部である。

その後もしばらく糞スレを立て続けるがこれほど大きい騒ぎを起こすことはできず、大学受験シーズンを迎えるあたりでフェードアウト。

筆者は後に芸人を志しお笑い養成所の門を叩くことになるのだが、この経験が少なからず影響していたのかもしれない。

10年ぶりに糞スレ立ててみた結果…

一個しかレスつかなかった。

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