なぜ新宿駅で迷うのか?
新宿駅が、一般的な2階構造の駅とは違い、3階構造になっているのが原因と思われる。
池袋駅や赤羽駅などの2階構造の駅は、1つの階層に全ての改札が集約されているため案内図通りに進んでいけば迷うことはない。
それに対し、新宿駅は改札階が2階と地下の2つあり、南口は2階にしか無く、東口や西口はB1にしか無い。南口改札を出たいのにB1に進んだ場合といった、「目的の改札がある階と違う階に出てしまう」ミスを犯してしまうと、「改札がない」という事態に直面してしまうのだ。
なぜ「目的の改札がある階と違う階に出てしまう」のかというと、ほとんどの人が一般的な2階構造の駅に慣れてしまっているためである。
こういった2階構造の駅では、電車からホームに降りたらとりあえず階段を探して、そこを進んでいけば改札階にたどり着くことができる。
新宿駅のホームに降りた時、これと同じ感覚で、最初に目についた階段を適当に進んでしまうと、目的の改札を永久に発見できないという事態を引き起こしてしまうのだ。
SNSなどで散見する、「新宿駅から地上に出ることができず、遭難しかけた」といった現象は、こういった仕組みから引き起こされるのでは無いかと推測する。
新宿駅は3階建ての家だと思え!
猿どころか中〜大型犬でもわかる超簡易型新宿駅構内図を作ったので見て欲しい。
JR線で新宿駅に降りたあなたは、間違いなく1Fにいる。
これを肝に命じた上で
・東口か西口に行きたければ下り階段を探して階段を降りる
・南口に行きたければ上り階段を探して登る
この2つさえ守れば迷うことは無い。
階段の位置に関しては、JR線のホームには必ず下のような案内板が掲示されている。
自分の立ち位置から右か左かの2択。スーパーマリオブラザーズと同じ横スクロールなので迷いようが無い。
ミライナタワー改札や甲州街道改札は無視しろ!
上記の案内板にも記されているが東、西口の上り階段の先にはもう1つ上り階段がある。
この階段を登っていくと、ミライナタワーという新宿駅の弟のような建物に出る。
この建物には、世界最大級のバスターミナルやおしゃれなスイーツや気の利いた駅弁が売られている商業フロアなのだが、ここは上級者のための特別なスポット。こんな記事を読んでいるような初心者が利用することは許されない。
ようは、改札を出ずに甲州街道を渡れる上級者向けのショートカットルートなので、初心者は大人しく南口改札を利用するのが利口と言えるだろう。
間違えて違う改札から出てしまった場合
本当は違う改札から出たかったのに別の改札から出てしまった場合、慣れないうちはまるで別次元に舞い降りてしまったような絶望感を覚えるが、当然そんなことはなく、駅の壁沿いに進んでいけば目的の改札に到達できる。その時の位置関係はこう。
東口から南口に行きたければ右方向にぐるっと進む。
西口から南口に行く場合は左方向にぐるっと進む。
西口↔︎東口間を移動する場合は「思い出横丁」というガード下の飲屋街を突っ切っていくと近い。
ただ、新宿駅は非常にデカい上に奥行きが半端じゃないので10分近く歩くことになる。改札内に戻してもらえないかと弱々しい声で駅員に懇願するのが吉。
ちなみに新宿駅にはどういうわけか北口が存在しない。
目的別新宿駅攻略チャート
JR線のホームを起点に道順を説明する。迷わないよう電車を降りたらその場から一歩も動かずこのチャートを確認しよう!
新宿に用がある場合
歌舞伎町やアルタに行きたい!➡︎階段を降りて東口を出ると目の前に広がっている。
新宿ルミネ、ミロード、バスタ新宿、NEWoManに行きたい!➡︎階段を登って南口を出る。
Flags、バルト9、ビックロ、世界堂に行きたい!➡︎階段を登って南口!と言いたいところだが南口改札を出る前に左手に顔を向けてみよう。東南口という小さい改札があるのでそこから出た方が近い。ガンツの有名なシーンの舞台にもなった広場があるぞ。
ビックカメラ、小田急百貨店、ユニクロ、コクーンビルに行きたい!➡︎階段を降りて西口改札を出る。その先にたくさんの地上行き上り階段があるがどこから出ても大して変わらないから好きなところから出よう!
乗り換える場合
小田急や東急に乗り換えたい!➡︎2階でもB1でもできる。
地下鉄に乗り換えたい!➡︎地下鉄なんだから無論B1。東口改札を出て道なりにそのままいくとさらに下り階段があるので降りていく。
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